糸くず

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の糸くずのレビュー・感想・評価

2.5
もうそろそろ地に足をつけて生きていくことについての映画に舵を切る時だ。世界がどんな姿であってもいいはずがない。美しい幻に逃げるな。夢から目覚めろ。いまがどんなに醜くても、わたしたちはいまを生きるしかない。

少女は「悪魔」でも「天使」でもない。「人間」である。まずはそこから始めよう。

「〈女子高生〉と〈タイムスリップ〉はもういいんじゃないか」と言った是枝さんは正しい。これは映画に限ったことではない。物語を作る側も受け取る側もいいかげん大人になるべきだし、なる努力をすべきだ。
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