mitakosama

若親分乗り込むのmitakosamaのレビュー・感想・評価

若親分乗り込む(1966年製作の映画)
3.3
スカパーにて。若親分シリーズの4作目?

今度の敵は、憲兵と結託して悪事を働くヤクザだ。ナルホド。
確かにあの時代に憲兵と組めばやりたい放題だよな。敵組織の都合の悪い人間を権力でしょぴいて拷問して殺しちゃう。悪いのう。

脱走兵のクダリから始まり、彼が話のキーになる。話の立て方もナルホドと思うな。

ただ敵の組にも仁義に熱い漢がいる。それがゲストの本郷功次郎。彼がいい存在だからこそ雷蔵が光るね。変に凄まない雷蔵のクールな渡世人ッぷりが只者じゃない感を演出する。

土管の穴越しのアングル等、手前に何か物を置いて隙間からの撮影は実相寺昭雄みたいだな。
ラストバトルは船着き場のコンテナが並ぶ場所。狭いコンテナの隙間を縫う様に斬りまくる殺陣もナルホドと思う。かなり上からの俯瞰撮影が良い効果。

しかしいざとなったら海軍の制服を着るって黄門さまの印籠に近いよなぁ。
一応海軍を辞めて渡世の道に入ったのだから、困ったときの軍服頼みは良いのかなぁ?とちょっと思う。
また、陸軍の問題に海軍が首を突っ込んだら凄い面倒くさいことになりそう。

ま、そんなことはどーでもいいのか。
mitakosama

mitakosama