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博奕打ち外伝のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

博奕打ち外伝(1972年製作の映画)
3.2
シリーズ10作目にしてラスト。東映オールスター。男臭い人間ドラマが展開される。
これだけのキャストを纏める山下耕作の手腕は流石だが脚本に強引さを感じる出来だった。こうして見ると笠原和夫は偉大だったんだなと思う。もはや『総長賭博』の幻影を引きずり過ぎでは。途中まではベタながらも安定があっていいなと楽しめたが終盤がもう無理があるぐらいにバタバタと、という具合だった。
美味しい登場の仕方をする菅原文太。
遠藤辰雄の風貌がピノキオのジュゼッペじいさんみたいになっていたり、丹下左前風の傷を持つ松方弘樹。とキャラに面白味がある面々も。
川谷拓三や野口貴史にそれなりに出番があったのは良かった。
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