ピュンピュン丸

真白き富士の嶺のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

真白き富士の嶺(1963年製作の映画)
3.4
白血病の吉永小百合が、そう思えないほどどことなく健康的で違和感がある。ただし、ふと影のある暗い表情になったり、無理に明るくふるまったり、わがままを演じたりするところはさすが。

人と同じ青春を送れない少女と、妹思いの姉、そんな娘をいつも気にかけている父親、その三者の感情の行き違いが丁寧に描かれている。

吉永小百合と言えばの、浜田光夫も重要な役割で出演。

映画としては今ひとつ。ただし、吉永小百合と芦川いづみという二大スター競演というだけで自分的には嬉しい映画。