女優ケイトが追い求める理想(クリスティーン像)に近づくために、思考や行動まで同じ境遇になるのではないかと、ふとそんなことを考えながら呆然と観ていた。
たまに鬱になっていたクリスティーンを考えたり、外…
これは「ケイトが「クリスティーンを演じるケイト」を演じているのだ」と私はラスト近くまで気づかぬままだった。まあ鈍感というか単純なのだ。
ドキュメンタリー映画の中に劇映画を嵌め込むことによって現実と虚…
知らず知らずのうちにそれを欲して観に行ってた私には、衝撃的できまりが悪いラストだった。
なぜ人は戦場の写真を見るのか。
凄惨な事故現場を見たがるのか。
メディアは人が求めるものを映すのみ。病める大…
まあ、散文だと期待して観たらしっぺ返しくらうので、これは韻文なんだと思って観るのがよいでしょう。つまり、何か物語が語られている、というよりかはメディアとしての映画性に肉薄してるんだ、と解釈するのをオ…
>>続きを読む「スパイスの効いた女性になりたい」
若い頃にそう語ったクリスティーンはTVの生放送で
「番組がお届けするのは流血と臓器のカラー映像です。本日お見せするのは自殺です。」
と言って拳銃自殺した。
最後…
人間誰しも演じながら生きている、という話はよく言われるけれど、自らが演じる主体であることを意識しながらも、無意識のうちに表出・漏れ出てしまうパフォーマティブな部分にどう向き合っていくか、それは俳優の…
>>続きを読む単調なフェイク・ドキュメンタリー。
良かったとこ。カメラのわざとらしさ。
劇映画でなければあり得ないようなカメラアングルのおかげで、題材は事実でもリアルなドキュメンタリーではないことがすぐに分かる…
このレビューはネタバレを含みます
私はこの映画をとても楽しみにしていました。
クリスティーンの事も前もって調べました。
ですが、ちょっと物足りなさを感じて思っていたより…って思ってしまったんですよね。
それは、きっと何かしらの形で…
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