こぅ

テレグラフ・ヒルの家のこぅのレビュー・感想・評価

テレグラフ・ヒルの家(1951年製作の映画)
3.2
【ウエスト・サイド物語】の名匠ロバート・ワイズ監督に
よる、凡作【サスペンス】。

観たまんまツイスト無しサスペンス ビギナー向け優等生。


第二次大戦中、強制収容所に送られたポーランド人女性、
ヴィクトリア(ヴァレンティナ・コルテーゼ)が終戦後、
収容所で死んだ友人カリンになりすまし、アメリカへ渡り、
子供の後見人、アラン(リチャード・ベースハート)と結婚、
家政婦(家庭教師)のマーガレットと4人暮らしが始まる…。


テレグラフ・ヒルの屋敷〜 一人称(モノローグ)で
11年前回想に入る、、

冒頭からの本題に入る前の【順風満帆】な滑り出しは快調。
ヴィクトリアの屋敷への なりすまし潜入 がバレるか否かの
プロットを明示しているにも拘らず(序盤はそんなドキハラが
あった)、途中から違う(これまたありがち)方向にシフト
し、結局なりすまし要素が活かされて無いのだ(終盤では
自分で◯◯にバラす始末)。

【ミスドが丁寧】で先の仕掛けが読め、その通りになるという
、サスペンスは伏線が大事‼︎と、いつも言っているが、あまり
にご丁寧で分かり易い【優等生】過ぎても、、

結局、ヴィクトリアもいくら正当な事を言ってもなりすまし
悪人の為、観ている者にまるで説得力が無い。要するに感情
移入出来る者がいないのは難点。

偶にある、殺意のある、車のブレーキに◯工って、下り坂が
定番で、止まらない〜スリルを演出。

ヴィクトリアが、事を起こそうとすると、毎度旦那の邪魔が
入る展開は、イラっち。

終盤、飲み物に何か◯工が⁈って、シークエンスもありがち
だが、ここでの 勝敗 は良かったかな。

やっぱりお前ら◯◯てたのね〜も予想通りで、そのままラスト
へ。
子供に全く罪は無い、後味は悪くない締め。

最後にも指摘。
最初のモノローグ回想(語りべ)何処へ⁈結ばず放置
🔚。


*また今回も思ったが、【深夜復讐便】のヴァレンティナ・
コルテーゼ(28)は、ケイト・ブランシェット似。

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