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Mのびのレビュー・感想・評価

M(1951年製作の映画)
3.9
これもずっと観たかったやつ。ラングのオリジナルは未見だけどロージー版はこの機会を逃すといつ観れるか分からないので滑り込み鑑賞。幼女連続殺人犯vsギャングvs警察組織とまあなんとなく韓国あたりが撮ってそうな印象あったが、それの先駆け的な。ヴェーラのあらすじにも記載されてるとおり犯人役の俳優が本当にどこにでもいそうなルックスなのが良い。どこか突出した面があるだろうと警察側が模索するなか、その一方でギャング上層部は街中にチンピラを配置するあくまで実践主義。チンピラが犯人を追い詰めるまでのくだりは素晴らしいし、デパートでの緊張感も最高。ボスがエレベーターで最上フロアに上がっていくとこの撮影、何気にいちばんアガった。
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