幼女連続殺人事件の犯人を追う警察とギャング。
深く考えずフリッツ・ラングのだと思ってみてたらジョゼフ・ロージーのだった。
そもそもリメイクがあったことも知らなかった。
オリジナルのプロデューサーがナチスドイツを逃れてハリウッドでリメイクしたものとのこと。
これはこれで独特の味わい深い。
背中のMも申し訳程度に使ってる程度で脚本はだいぶ変わってる。というか、それがロージーが引受ける条件だったらしい。
犯人役のデビッド・ウェインは、ピーター・ローレとはまた違った良さがある。
最後に、アル中の弁護士と犯人を2つのタイプの中毒者として対比させる展開も面白い。
駐車場のラストシーンの「Keep to right」の文字が意味ありげ。(だけど意味があるのかはわからないけど)
ビル、というかショッピングモール?、の探索のくだりは大がかりな割にあまり展開に有効に作用してないように思えた。
ただ、ショッピングモール的なものがこの時期にもう存在した、ということが興味深いんだけど。
エレベーターと一緒にカメラが上がっていくのはどうやったんだろ。