kazu1961

Mのkazu1961のレビュー・感想・評価

M(1951年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-140 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋フリッツ・ラングの傑作『M』のプロデューサー、シーモア・ネザンベルが、30年後に舞台をベルリンからロサンゼルスに移して製作したリメイク作品です。

🖋ストーリー展開は概ねラング版と同じで、その幼児誘拐殺人というメインコンテンツよりも、そういう幼児誘拐殺人鬼を作り出した社会全体を批判している部分はオリジナルの方が奥が深い出来でした。

🖋とくに本作、そのカメラワークが秀逸で、LAの有名なブラッドベリービルの地下室、独特の階段やバルコニー、そして屋上などを捉えた斬新な映像が全編に不気味なインパクトを与えています。

🖋殺人鬼を演じたデヴィッド・ウェインを始め、犯罪者のリーダー役のガベル、警察官のダ・シルヴァなどの説得力のある演技を引き出し、陰惨なテーマを巧みな演出で完成させたロージーの才能が全編で冴え渡ります(参考:Amazon)

😨Story:(参考: Amazon)
ロサンゼルス。幼児ばかりを狙った連続殺人事件が発生し、警察と暗黒街の犯罪者たちが謎の殺人鬼を追い詰めていく。

🔸Database🔸
・邦題 :『M』
・原題 :『M』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1951
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 88分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョセフ・ロージー
・脚本 : レオ・カッチャー、ノーマン・ライリー・レイン、ウォルド・ソルト
・原作 : ※※※
・撮影 : アーネスト・ラズロ
・音楽 : ミシェル・ミシェレット
・出演 : デヴィッド・ウェイン、ハワード・ダ・シルヴァ、マーティン・ガベル、ルーサー・アドラー、スティーヴ・ブロディ

🔸Overview (参考:Wikipedia)🔸
ジョセフロシー監督の1951年のアメリカ映画ノワールです。フリッツラングの1931年のドイツ人児童殺人事件に関する同名のドイツ映画のリメイクです。このバージョンでは、アクションの場所がベルリンからロサンゼルスに移り、殺人者の名前がハンスベッカートからマーティンW.ハロウに変更されます。
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