たき

いつも月夜に米の飯のたきのレビュー・感想・評価

いつも月夜に米の飯(2017年製作の映画)
4.5
そうこなくっちゃな。とやはり思わざるをえません。とてもとてもよかったです。思わぬ掘り出し物。これだからアマプラはやめられません。

言うなれば、ごはん版「恋は雨上がりのように」←ごはん版てなんだ。

いろいろ言いたいことはあるし、いろいろ言われるんだろうなと容易に想像はつくんですが、だめです。好きです。

本来であれば、世界をつくってくれるはずの母親がことごとく世界を破壊する役どころというところがとにかくせつない。だけど実のところそれはそんなに珍しいことではないのですな。なんせ母親は子にとってあらゆる生殺与奪の権利と立場を先天的に持っているのであるからして。

それでもなお、ようやく拓けた世界をそれこそ逃すものかと地の果てまでも追いかける姿がいい。
ここはきっと賛否両論分かれるところではあるのでしょうけれども。
それでも自分にはない、自分に必要なものだとぼんやりと想起させるものではあるので、自動的にリスペクトせざるをえないのです。

エンドロール後のエピローグは正直蛇足のように感じました。それほどまでにエンドロール前のワンカットがシビレたからでしょう。土手でキラキラ輝く小松菜ちゃんが観えました。

とにかく山田愛奈がかわいい。
なんだろう、清原果耶をもうちょいかわいくした感じ。←貴様いったいどういうつもりだ。
というかたぶん知代里がかわいいんでしょうけれども。ええ。ツンデレですか? もちろん好きです。ええ。
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