やはりオリジナル版には敵わない…
ヴァンダムの代表作である「ハード・ターゲット」をスコット・アドキンスがリヴートするっていうことで、期待値を上げて臨んでみたが、正直言ってオリジナル版の足元にも及ばない残念な出来だった…
随所で見られるスローモーション演出等、オリジナル版を意識していたのであろう要素がいくつか垣間見えはしたけれど、そのほとんどが空回りしていて、如何にオリジナル版が傑作だったかを再確認してしまう程に見栄えが悪い。
アクションに関しても、スコット・アドキンスと終盤に出てきたポッと出の格闘家集団以外の動きが辿々しいわ、敵が殆ど瞬殺されていくから強いのか弱いのか伝わりづらいわ、軍隊経験も無さそうなただの格闘家の主人公が急にコマンドーのように銃火器で敵を蹴散らし始めるわで、違和感しかなかったし、わざわざリメイクまでして何がしたかったのか最後まで謎でしかない印象だった。駄作。