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チップス先生さようならのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

チップス先生さようなら(1969年製作の映画)
3.5
作家ジェームズ・ヒルトンの代表作を映画化(2度目)したミュージカル。
ハーバート・ロスの監督デビュー作。
原題:Goodbye, Mr. Chips (1969)

イングランド南部の小さな町にあるパブリックスクール「ブルックフィールド校」が舞台。
1924年、アーサー・チッピング(Arthur Chipping)、通称「Mr. Chips/チップス先生」(ピーター・オトゥール)は、教育熱心だが堅物で、生徒たちからあまり好かれていなかった。
そのチップス先生が、夏休中にポンペイの遺跡で再会したミュージカル女優キャサリン(ペトゥラ・クラーク)と恋におち結婚。
休み明け、キャサリンを伴ったチップス先生に、校長(マイケル・レッドグレイヴ)をはじめ学園中の皆が驚いたが、キャサリンは人気者になる。
ところが、快く思わない人、学校の有力者サタウィック卿(ジョージ・ベイカー)もいて、一波乱。
それでも2人は愛を貫き、チップス先生もみんなから好感を持たれるようになる。
やがて第二次世界大戦が始まり、ある先生は止むなくドイツへと戻り、キャサリンは空軍の慰問に向かう…。

「子どもなら大勢いる。みんな男の子だが」

"アポロ(アポロン)"

ピーター・オトゥールは歌も披露。何よりチップス先生の感じをよく出していて、とてもよい。先生が学校を去るシーンなど感動的なシーンが何ヵ所かある。
大ヒット曲「DOWN TOWN」で知られるペトラ・クラークにとっては本作が代表作。
2人の永久(とわ)の愛が美しい。
女優アーシュラを演じるシアン・フィリップスは、面白い役でこの人の存在感も見逃さない。
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