こたつむり

LEGO(R)スーパー・ヒーローズ:ジャスティス・リーグ ゴッサム大脱出のこたつむりのレビュー・感想・評価

3.0
レゴブロックの世界観で活躍するDCヒーローの物語。

これまでの作品と違って。
副題からも判るように『バットマン』主体の物語。
だから、これまで皆勤賞だったフラッシュとグリーンランタンはお休み。その代わり、ロビン、バットガール、ナイトウィングが登場します。

また、敵方も『バットマン』の世界から。
ジョーカー。ペンギン。ベイン。ハーレイ・クイン。デスストローク…などの多種多様なキャラクタたちが画面狭しと暴れ回ります。特にジョーカーのサイコパスっぷりは子供向けの作品にしては突き抜けています。擬人化したスプーンとの掛け合いは一見の価値アリです。

そして、本作で特筆すべきは。
前作までは薄かった“レゴの世界である必然性”が高まったこと。特徴的なアイテム(魚とかバナナとか)で笑いを誘ったり、“ブロック外し”というメタ的な演出も導入したり。うんうん。こういう展開こそがレゴの世界には似合いますよ。

まあ、そんなわけで。
子供が観賞するには最適なアップグレード。
出来れば、オリジナルの世界観に親しみがあれば、より深く楽しめると思います。

…ただ、捻くれた大人としては。
初期の尖がった部分が無くなっているのが残念なところ。スーパーマンとバットマンの関係性を深くまで味わいたいと思うならば…やはり実写版を観るべきなのでしょうね。
こたつむり

こたつむり