黒髪の乙女に恋している先輩は、なんとか外堀を埋めようと目をかける。
しかし二人は京都で奇想天外な一夜を過ごすことに。
湯浅監督は13年ぶりの新作という事で、どう進むかは予測不能。
時に笑いに、時にシュールに。
疾走感で最後まで駆け抜けていくような勢いがある。
特にミュージカルの件はあっという間で、火鍋を食べる絵柄なども普通では有り得ない画になる。
でもこれが妙に可笑しくて、ハマる人にはハマるというのがよく分かる。
映画的にも忘れそうだが、これは二人のラブストーリー。
ウジウジしてた先輩と、奥手な乙女が一歩前に進む姿がしっかりと描かれている。
声優も完璧だし、唯一不安に感じていた星野源も監督直々というのは納得した。