トイダラス

夜は短し歩けよ乙女のトイダラスのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
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やはりあのタッグが好きすぎて2度鑑賞。
名古屋、京都(聖地)

小説をあれだけコンパクトにするのはやはり凄いと思った。(もちろん原作での表現がないところは多少寂しいけれど)作画の都合もわかる。

世界観を守りつつ、独特な表現に昇華してて、引き込まれた。
・春画が花になるところとか

「四畳半神話大系」のキャラも交えたあの感じも、お得感満載。ジョニー!
・甘栗色の少年も見たかったけれど、小津ショタが見れたから良し(小津じゃないのかな?)
・古本市で本の関係性を解説するところ
やはり吉野さんは凄い。
舌を噛んでしまう。超絶技巧

一つ一つのイベントが濃厚なのに、それほど時間をかけずに完結。
やることはやっていて、でもすっきりと観れる。流れがよりわかりやすかった。
一本がとても長く感じた

そしてやはり、花澤さんはとてもいい声だなぁと改めて思わされた。
とくに、偏屈王のゲリラ演劇シーン

ロバート秋山さんも美声でいいなと思ってしまった。

エンドロールのアニメーションも可愛くて、抜かりのなさを感じた。

あんな夜を歩いてみたいものです。