「彼女の外堀を埋めるだけの永久機関と化した自分」使われる言葉の巧みさにずっと笑いが止まらない。
全体は綺麗な四幕構成。春夏秋冬が織りなす夜の不思議な物語がちょうどよく四つにおさまり、恐ろしく現実離れしているはずなのに、なぜかすんなり収まってしまう。
ただ一つ、音楽だけ無粋に感じる。
作画、声優ともに超がつくほど、レベルが高いだけに、ミュージカルのシーンや少し安っぽい彼女が歩いているときのテーマが気になる。
ですが、中村祐介×ASIAN KUNG-FU GENERATION×湯浅政明×森見登美彦
という自分の大好物がふんだんに散りばめられた言葉のカーニバルでした。