もっぱらパーフェク斗

夜は短し歩けよ乙女のもっぱらパーフェク斗のレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
3.6
京都大学の学生たちの一晩を描いた群像劇、原作小説未読。同原作者と同監督のテレビアニメ四畳半神話大系のスノッブ感が合わなかったのと恋物語丸出しなタイトルとであまり期待していなかったが、いい意味で裏切られた。舞台の京都のネオ大正浪漫的異次元感の雰囲気がよく出ていて好き。ゴンドラの唄をもじったタイトルと前半のその雰囲気と酒が黒澤明の「生きる」っぽくてよかったな。大学時代を懐かしむ齢になって見たらギャン泣きしそう。