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ラマになった王様のnamのレビュー・感想・評価

ラマになった王様(2000年製作の映画)
3.8
「コメディに振り切ったテンポのいいアドベンチャー!」

キャラの地味さゆえの知名度の低さからなかなか人気のない作品で90年台の第二次黄金期から低迷期に入りつつある時期の作品。

とはいえミュージカルではなかったり、ラブロマンスもないながら、ギャグ路線に振り切った作りはこれはこれで笑えて、楽しめました!
とにかくテンポもよく、キャラも魅力的でかけ合いも好きです。

性格の悪い王様が何か動物や異形のものに変えられてしまうのは「美女と野獣」や「プリンセスと魔法のキス」でもありましたが、今作はでは変えられても終始クズぶりが続きつつ、優しい村人のパチャとの冒険によって徐々に変化していく王道のバディものとしてとても面白い。

敵側のイズマのキャラ濃いヴィランぶりと脳筋のオトボケキャラのクロンクのピュアでちょっとお馬鹿ながら憎めないキャラがとても魅力的で、かつ笑える。

王道ディズニーではないですが、コメディとしてはちゃんと楽しめるディズニー作品なので気軽に観たい作品をお探しの時はぜひ!
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