とか26

メアリと魔女の花のとか26のネタバレレビュー・内容・結末

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

❶2017/07/08🎞️
❷2023/12/21

🟨【良かったところ】
「ジブリっぽいスタジオが作ったアニメ」
っていうことだけが、
最後まで見てられる唯一の理由。

ジブリっぽい何かを見せられただけなのに
ちょっとワクワクさせられてしまう導入。

おばさまの若い頃のビジュアル。
そもそも過去編のときの
校長とか博士の方がデザインいいの、
普通に考えてあまりに勿体無い…。


🟥【気になったところ】
どの場面を抜き取っても
ジブリオマージュというか、
ジブリ感に溢れた要素が目に入ってくる。

描写のひとつひとつの演出不足や
メアリのちょっとしたリアクションだったりが、
小さな違和感の積み重ねだとしても
着々とクオリティに不満を感じさせてくる。
「宮崎さんだったらこんな風にはしないだろうな」
っていうポイントが山ほど見つかる。

魔法学校の主要キャラクターが
校長、科学者、フラナガンっていう
少数のくせに微塵も精鋭じゃない
ガッカリデザイン三人衆だったのは致命的。
あの3人のビジュアル見ただけで
「あ…ダメそう…」ってなるし、
案の定ダメだった。

学校の世界観を説明してくれるのはいいんだけど、
その紹介された施設やら魔法やらが
今後のストーリーに一切関わってこないから
文字通りただの説明になってた。
わざわざ出した設定に
ストーリーが一度も噛み合ってこないのは、
【ハリーポッター】から
モロに魔法学校の要素持って来てるのに
設定の上手さは取り入れられてなくて残念だった。
クディッチのための飛行訓練だし、
トロール退治のためのビューンひょいだから。

日常パートの方で出てた
意味深な感じの庭師お爺さん、
何事もなくフェードアウトしててビックリした。
あの空気感、魔法使いとかじゃないとおかしい。

メアリのビジュアルは、
おばさまの若い頃のビジュアルだった方が
ぜったいにヒットしてた。おばさまかわいい。

ピーターとメアリの友情に
積み重ねが一切ないので、
後半の展開に感情移入できないこと必死。
そこを描く時間が割けなかったとしても、
それなら皆が赤毛をバカにしてくるなかで
ピーターだけは褒めてくれたって作りにした方が
まだマシだと思った。

ありがとうございました。
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