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クルエラのkidoairakuwaraiのネタバレレビュー・内容・結末

クルエラ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
ディズニーって、ちゃんと大人も楽しめる面白い作品に仕上げてくるからスゴい。

「101」の悪役クルエラが、どうしてそうなったかの話。

単純にボスを蹴落としてのし上がるストーリーかと思ったら、そのボスが実母だったとは、そこまで捻りを入れてくるとは予想外だった。

ストーリーは面白かったし、エマ・ストーンをはじめ、出演者の演技も良かった。街の景色やファッションデザインも良かった。

「101」の内容は覚えてないけどそれでも楽しめた。「101」を観ておけば、もっと楽しめたかもしれない。




第二次世界大戦後のイギリスが舞台。クルエラの本名はエステラ。幼い頃から人とは違っていて、ファッションデザイナーに憧れていた。

母子家庭でお金がなく、母が知り合いの資産家を訪ね支援を請った際に、その家の犬(ダルメシアン)に襲われ、崖から海に転落し亡くなってしまう。

エステラは孤児になり、街で知り合った孤児の男の子達に助けられ、盗みを働きながら成長する。色々な場所に出入り出来るよう、変装のための服装を独学でデザインし服を作っていた。

やがて、エステラは、ファッションデザイナーとして働く機会を得る。そこでロンドンのファッション業界を牛耳る女性デザイナーに認められる。

ある時、そのボスが母親のネックレスをしていることに気づく。ボスが言うには、そのネックレスはある女に盗まれたもの。その女は崖から落ちて死んだ。ということ。

エステラは、ボスが母親を殺した張本人だと気づき、復讐を誓う。

そして、エステラはクルエラとなった。ボスをファッション業界で失墜させるために、あらゆる場面でボスの上をいくパフォーマンスをゲリラ的に敢行していく。

その狙いは成功し、新聞ではクルエラの評判が上回る。そんな時に、クルエラの正体がバレ、ボスに捕まり、家に火を放たれ殺されかけてしまった。

そこをボスの執事に救われた。理由は?実は、エステラはボスの実の子だった。ボスが産んだ子を殺そうとした時に、執事が女中の1人に子どもを預けて屋敷から逃がしたことが判明した。

育ての母を殺したのが実母だったということが判明した。あらためて、ボスへの復讐を誓った。

ボスがクルエラの追悼パーティを開催した。そこに紛れ込み、ボスと1体1で話す場面を得る。ボスが実の母だと告白。ボスは抱きしめる素振りをみせながら、エステラを崖から突き落とす。その場面をパーティーの参加者全員に目撃され、ボスは逮捕される。

実はこのながれはクルエラの狙い通り。崖から落ちるもパラシュートで無事に海面に着地。ボートで待機していた仲間に助けられ帰還。

ボスが逮捕され、「父親」の財産を相続し、こうしてクルエラが誕生したのだった。
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