Nanananana

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのNananananaのレビュー・感想・評価

4.5
\マーゴットロビーの素晴らしき完コピ/

冬季オリンピックが何やら盛り上がってる模様なので、冬のスポーツ映画が観たくなり鑑賞。最高に面白かった、、。
カメラワークも音楽も、めちゃめちゃイケてるし、マーゴットロビーが、、、、もうこれ凄すぎる。だって全然可愛くないんだもん、、!
見終わった後、いくつかトーニャハーディングご本人のインタビュー映像、演技映像観たけど、マーゴット、、完コピしてたわ、、。これは凄い。

物語は、フィギュアスケート女子選手としては史上2人目にトリプルアクセルを成功させたトーニャハーディングの伝記的映画。ちなみに女子選手として史上初めて成功したのは、我らが伊藤みどりさん。
伝記映画とか言うと高尚な感じするけど、トーニャが起こした信じられないスキャンダルが軸になったストーリー。何これ実話????ってくらいぶっ飛んでるし、登場人物全員頭悪い。特に事を荒立てまくる自称諜報員のおデブさんがやばすぎ。史上最強に頭が悪い。
あと、トーニャの母親も相当やばい。虐待スレスレの教育方針で、あんな育てられ方したらそりゃ性格歪むわ。。
エンドクレジットで、お母さん本人の映像出てきたけど、マジで鳥を肩に乗せてて吹いた。

各々の立場からのインタビューを軸に進んで行くんだけど、印象的なシーンも沢山あった。特に、トーニャがインタビュー中にカメラ目線で、観客に語りかけるシーン。
日本でも問題になってる著名人やスポーツ選手のSNSの誹謗中傷にも通じて、とても現代的だし、登場人物全員バカだな〜と傍観してた話が、突然観客私たちの話になる。
ぼんやりだけど、今季オリンピックで失格してしまった高梨沙羅選手が誹謗中傷を受けてることを思い出したし、国民の期待を背負って、成果が出せて当然と思われてる選手のプレッシャーって本当に計り知れないよな〜。。

それにしても予告で想像した、トーニャが絶対悪というストーリーでもなく、彼女自身孤独な人で、不器用で、最後の方はトーニャのことが愛おしくなってくる。
オリピックの演技前に暗い控え室で1人泣きながらメイクするシーンとか「私からスケートだけは奪わないで」と法廷で訴えるシーンがグサグサきた。。

ラストの、トーニャがトリプルアクセルを初めて成功させるカットと、ボクシングでダウンするカットが重なる一連のシーン、皮肉だけどめちゃくちゃかっこよかった。ラストカットも忘れられない。。
あと、特製オリジナルファーコートも忘れられない。。
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