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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのmのレビュー・感想・評価

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とんでもない映画だった。実話ベースだけど、ストーリーとしてよくできていると思う。目が離せなかった。
出てくる人物がほぼやばい奴ら。ジェフは勿論怖かったし狂っているけど、何より気持ち悪かったのがショーン。常識というか話が通用しないのでじわじわと気持ち悪さを感じた。
トーニャに対しては勿論可哀想だとも思った。やはり母親との関係性(過干渉や暴力)は、人格形成に影響があるだろう。彼女の逞しさを伸ばしたのも母親だと思うけど、周りにいる人が彼女にとってマイナスになるような人ばかり。コーチはとても良い人だったけど。本人が今作にかなり関わっているのも事実を知って欲しかったんだろうな。今と比べ、インターネットとか発達していないし、情報源はほぼマスコミだったんだろうし、鵜呑みにして踊らされる人が多かったんだろうか。

アメリカでは炎上して、被害者のナンシーや、アメリカの元選手のジョニーもコメントしていたけれど、被害者がいるこの事件を今映画化したのはすごい挑戦的だなと思ってしまった。20数年前の事件なので、トーニャやナンシーは今も健在だし、トーニャがまたバッシングされたり、ナンシーの傷が痛むこともあるだろうなと思った。(すでに和解済みらしいが)
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