何かを成したい願望が衝動となり周囲を傷つけ自らも破綻していく女の物語。
第二次世界大戦からの20年間を断片的に見せていくのだが、切れ目なく繋がっていくせいでどの時代の事なのかが分からず混乱する。
この時メリル・ストリープは36歳。
髪型で変化を付けようとしているのは分かるが小娘から中年期までの変化には無理がある。
それにしても、徐々に自制が効かなくなっていくメリルの演技は見事、さすがの一言に尽きる。
物事は早く変わっていく。
成功からの没落も早い。
若かりし頃の希望に満ちた輝きは何処へ。
取り残された想いが郷愁を誘い切ない後味。
監督 フレッド・スケピシ
キャスト
メリル・ストリープ
サム・ニール
チャールズ・ダンス
トレイシー・ウルマン
スティング
ジョン・ギールグッド
イアン・マッケラン
バート・クウォーク
