ふじこ

ピーターラビットのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

そんなに期待せずに視聴したけれど、最初っから最後までずーっとかわいい&かわいいでたまらなかった。

お馴染みの青いジャケット ピーターラビットと、3匹の三つ子の妹、義理の従兄のロップイヤー茶色い毛皮に茶色のジャケットをイジられるベンジャミン。お父さんはパイになり、お母さんも亡くなり、世話をしてくれる画家のビアと隣の家で家庭菜園を楽しむマクレガーさんが世界の全て。
マクレガーさんは登場して間もなく亡くなってしまい、遠い親戚である若マクレガーがやってきて騒動になるお話。

原作は凄く昔の時代だったはずだけどいい感じに現代ナイズされていて、別にマクレガーさんに思い入れもないので良かったんじゃないかなぁって。原作のポターは確か凄くいい家の富豪だった気がするけど、映画では気に入ってこの田舎に住んでいる画家って設定だけだった。お金持ちが住んでいる地方って台詞があったから、本当はお金持ちなのかも。

ビアの前では普通の野ウサギとして可愛がられていたので、マクレガー爺さんや若マクレガーとの争いをする知能がある事を知られていなかったし、若マクレガーもウサギを愛するビアの前では可愛がっている風を装っていたけれど、ビアを取られたくないピーターがウサギ退治用の爆薬を使った事でピーター自らが爆薬のスイッチを押し、巣だった大きな木は倒れてビアのアトリエに直撃。
ピーターが爆破した事を知らないビアは怒って帰り、家を出ていく事に。傷心のマクレガーはロンドンに戻ってまたハロッズで働き出していたけれど、やり過ぎた事を反省したピーターとベンジャミンが訪問、お前…喋れるのか!(心の声らしいけど)となって帰り、ビアに一緒に謝ってまた生活を立て直すお話。

ピーターの親友ベンジャミンと妹たちがとにかく可愛かったなぁ。特に薄緑ジャケットのカトンテールちゃんが好き。
ヘッドライトに見入ってしまうでっかい鹿とかも好き。ハリネズミのおばさんも可愛いし、原作を薄っすらしか知らなくても全く問題なかった。むしろ知らない方が楽しめるタイプなのかも知れない。
薄くしか知らないから、ねこちゃんおらんな?くらいしか気にならなかった。

コメディ映画の、はいココ笑うところですよ!みたいなのがとにかく苦手なんだけど、この映画も結構そんなシーンがあったはずなのに全然気にならなかったなぁ。可愛いからか…?ニワトリとスズメちゃんの下りだけは無心だったけど、軽妙で下らない会話とかは普通に面白かった。

今はもうすっかりお爺ちゃんになった愛しい愛兎の若々しかった頃を思い出しちゃう。無意味に跳ねて走り回ってたなぁって。テンションが上がると高くジャンプしてお尻をブリ~ンとひねる謎の遊びが可愛かったなぁ。
と、観終わってから感傷的な気持ちになってしまうおまけもあった。
ピーター達は普通の野ウサギのはずだけど、子兎なのかなぁ、ネザーランドドワーフみたいでめちゃくちゃ可愛かった。
2も観ちゃおう。
ふじこ

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