夜行列車に乗ったカリート

ピーターラビットの夜行列車に乗ったカリートのネタバレレビュー・内容・結末

ピーターラビット(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ウサギのピーターが人間とケンカして、互いにお戯れをするファミリーコメディ映画。

ウサギのピーターはマクレガーさん家の畑で盗みを働いていた。マクレガーさんは昔ピーターの親をウサギパイにして食べた男だった。(すでに怖い)
ある日マクレガーさんが発作で死んでしまい、その畑や家を好き放題に占拠するが、親族の男が引っ越してきたことで、互いに追い出し合戦が始まる…。

児童向けのファンシー作品ですが、やってることは暴力的な追い出し合戦という、結構ブラックな話。

引っ越してきたトーマス・マクレガーは、ウサギを追い払おうと、電気柵やダイナマイトを使用し、あげくピーターたちの家を爆破してしまいます。
対するピーターたちは、トーマスのアレルギーであるブラックベリーを無理やり食わせてアナフェラキシーショックを引き起こさせ、あわよくば殺そうとします。そのときに薬を持っていたので難を逃れますが…。

この描写を、さも当然のようにファンタジーに見せてくるから末恐ろしく、視聴者もそれに対して違和感を覚えずに見続けてしまいます。

見ている分にはハチャメチャ感があって退屈しないのですが、普通に児童用作品としてはどうなんでしょうか…。
ちょっと暴力的な気もしますが、子供は過剰表現がないと受けないからしょうがないんですかね。

あとウサギたちと仲の良い女性・ビア。
前世からそうなる事は決まっていたかの如く、トーマスと急に恋愛が始まります。
もういい大人で、社会人経験もそこそこ積んでそうな2人ですが出会った瞬間に惹かれ合ってしまう…ファンタジー。

2人はくっつくんだよ!( ^ω^ )というパワータイプの脚本で押されまくり、案の定、最後はピーターとトーマスによる、
「ビアのために仲直りしよう!」
めでたしめでたし。

まぁこんな文句ばっか言ってますが、ノリが軽くてラフに見れるし、子供向け作品としては面白いなぁと思います。

そんなにつまんなくなかった映画ですよ。
いやホントに。