前作と違いマフィアコメディから普通のコメディよりになった本作だがよりいっそうロバート・デ・ニーロとビリークリスタルの掛け合いはパワーアップしているので楽しめました。
前作は往年のマフィア映画のパロディとしてマフィアの世界をコメディとして上手く描いていたが、今作ではマフィアというより犯罪を絡めたドタバタコメディとなっている。しかし、俳優はウィリアム・ディメオをはじめとするマフィア俳優がたくさん出演しており、さらに映画『The Many Saints of Newark』に出演するコメディアンジョーイ・ココ・ディアズなどが出ており彼らの演技を見れただけでもよかった。
しかし、whack や Omerta などのパロディは随所に見られ相変わらずのデニーロの表情などは前作と変わらずに面白かった。特に冒頭の精神テストの場面はその極地であり俳優ロバート・デ・ニーロの底力を実感するほどコメディではあるが演技の凄さがわかった。ストーリーはいまいり盛り上がりに欠けるがマフィア映画好きやデニーロのファンにはおすすめできる出来となっている。
期待を超えるものではなかったがコメディとしては十分面白いので前作『アナライズ・ミー』と合わせてみて欲しい。また私のベストドラマ『ザ・ソプラノズ』からも懐かしい顔が多数出演しておりその点もよかった。またドラマ『バッド・ブラッド』のアンソニー・ラパーリアが出演していたのが以外だった。
