愛する妻子を人質に取られ、犯人が命じてきたのは大統領の暗殺だった。元CIAの敏腕捜査官の孤独な戦いを描いたB級アクション映画。
これは低予算で「ザ・B級アクション」という映画。出演者もジョニー・メスナー、ヴィニー・ジョーンズ、マイケル・パレ、ジェームズ・レマーとB級映画常連組でB級好きとしては思わずニンマリしてしまう。奥さん役で「ドリブン」や「猿の惑星」でフェロモン系美女として注目を集めたエステラ・ウォーレンも出ていてビックリしました。随分久しぶりに見た気がしますが…うーん劣化は否めないか(´・ω・`)
内容は強面筋肉隆々男が無双するまあB級に良くある王道のアクション映画。単純明快で善悪がハッキリしていて分かりやすい。アクションシーンは街中でのRPG発射とか低予算なりに派手にしようと頑張っています。格闘アクションもジョニー・メスナーを活かして良い感じですが、肉体派の宿命ですがちょっと動きがもっさりとしてるのと打撃が当たる音が軽すぎて残念。
残念に思ったのは冒頭のラブシーンが長過ぎる…。まあB級の常套手段ですが展開が強引過ぎてツッコミ所多し。大統領がそんな寂れた駐車場みたいな所で演説するか？と思うし、主人公は強いかと思ったら簡単に捕まって脱出してまた捕まってと狭い範囲で同じ事で尺を稼いでいる印象。重火器ぶっぱなしても車に殆ど傷が付かないってどんだけあの車は頑丈なんですか(´・ω・`)?
全体的にショボいのと、CGが荒いのはB級のご愛敬なんでこれはまあ良いとしましょう。
85分と短めの上映時間でサクッと気軽に観れるのは良いですね。B級アクションの域は出ませんし、B級映画としての評価ですが、まあまあ楽しめるアクション映画と思います。午後のロードショーと深夜映画枠が似合う映画ですね。
