ホーランド33

我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラーのホーランド33のレビュー・感想・評価

3.5
一度みたが忘れたため購入し視聴(主人公が美形なのだけはおぼえていた)

癇癪持ちで妄想癖のあるエキセントリックな『らしさ』のあるヒトラー像を、主人公が熱演していて、変人レベル天井突破!!状態(フィクションらしいけどノンフィクションでもありそうな雰囲気)サイコパスっぽさ満点。

なんですが、主人公役のトム・シリングが美形のため、なんでしょう…母性本能をくすぐられるというか(この映画ではシュロモが父性本能をくすぐられているが)魅力的でっす✨

Wikiさんによれば、トム・シリング自体も画家になりたかったそうなので、うってつけな役ではある😊

コメディ風味を効かせているので、戦争の足音が聞こえるラスト、たまに見え隠れするユダヤ人差別をのぞけば、まだ見易い作品

挫折は人を強くもするけど、彼の場合は恨み・妬みを産み出し、恐ろしいホロコーストにつながっていったと考えると、会社人事や、学校受験、どれも落ちた人への伝え方が難しそうだ…。

※参考※
前年の1906年にはヒトラーより一歳年下で後に画家として名を成したエゴン・シーレが工芸学校を卒業後、ヒトラーの受からなかった美術アカデミーに16歳で入学(Wikiより引用)