ナツミオ

犬ヶ島のナツミオのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.2
Amazonプライム鑑賞

 “従順なオスは退屈よ!”

鬼才ウェス・アンダーソン監督が日本を舞台にした、話題のストップモーションアニメ。

初鑑賞。
ストーリー、テーマ、アニメの質感など『ファンタスティックMr.FOX』(2009)と同様楽しめる。また近未来の日本が舞台なので独特の描写は、親近感が持て、且つ監督の日本への視点なども楽しめた♪♪♪

そして、声の出演者たちも豪華〜〜♪♪♪
なのでオススメは字幕ですネ‼️
特にやっぱりシビレルのはスカヨハの声…


↓ 以下ネタバレ含む

【印象のシーン】
・近未来の日本が舞台だが、海外から見た日本愛に溢れた視点や描写が楽しい。

・日本の古き良き文化へのリスペクトも忘れない。

・主人公のアタリが仲間?家来?の犬たちを引き連れる場面は、”桃太郎“的でも有るが、そこで流れる『七人の侍』のテーマ曲から、主人公アタリは“勘兵衛”、チーフ、スポッツはどの役柄かな⁈と当てはめる楽しみもある。

個人的には、『ファンタスティック…』も大好きだが、こちらはより一層楽しめ、そして胸熱、軽く涙腺も刺激…
と、より楽しめたので少しスコアアップ♪♪♪


第68回ベルリン国際映画祭
銀熊賞(監督賞)受賞

原題 『Isle of Dogs』

2018年米作品102分
監督・製作・原案・脚本 ウェス・アンダーソン
アニメーション監督 マーク・ウェアリング
製作 スコット・ルーディン スティーヴン・レイルズほか
原案 ジェイソン・シュワルツマン 野村訓市ほか
撮影 トリスタン・オリヴァー
音楽 アレクサンドル・デスプラ
役名・出演(声)
レックス エドワード・ノートン
筆頭執刀医 渡辺謙
ナツメグ スカーレット・ヨハンソン
ボス   ビル・マーレイ
チーフ   ブライアン・クランストン
スポッツ リーヴ・シュレイバー
デューク ジェフ・ゴールドブラム
科学者助手ヨーコ・オノ  オノ・ヨーコ
小林アタリ コーユー・ランキン

(WOWOW番組内容より)
近未来の日本。
メガ崎市ではドッグ病が蔓延し、人間への感染が恐れられ、ありとあらゆる犬がごみ島である“犬ヶ島”に追放されてしまう。その数カ月後、“犬ヶ島”に小型飛行機が着陸するが、乗っていた12歳の少年アタリは犬5匹のグループ、レックスらと出会う。アタリは市長の養子だが、愛犬スポッツを捜そうと島にやって来た。アタリはスポッツとの再会に成功するが、市長はアタリが犬たちに誘拐されたと嘘の発表をして……。

(WOWOW解説より)
アンダーソン監督にとっては「ファンタスティック Mr.FOX」に続く、ストップモーションアニメ第2弾。「ファンタスティック~」はキツネが主人公だったが、本作の物語の中心を担うのは犬たち。薄汚れていてもキュートだが、会話など人間くささがたっぷりで、彼らが犬だけの島“犬ヶ島”に追いやられた悲しい境遇もあり、大いに共感を誘う存在として描かれる。そんな犬たちが、閉鎖的社会である日本(リアルな設定だ)に挑戦する姿には思わず拍手喝采。原語版で声の出演を務めた、渡辺謙ら豪華顔触れも要注目。
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