takanoひねもすのたり

ミラーズ 呪怨鏡のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ミラーズ 呪怨鏡(2015年製作の映画)
2.6
オーソドックスなホラー。
鏡の前で呪文を唱えたら呪われる、という奴。

その呪文が『スペードの女王』なんですが、元の呪いの原点は、没落貴族婦人が慈善院を給付金めあてで設立し、引き取った子供は殺してた(19名だったかな)ことがバレて処刑。
その後、この婦人の幽霊が出るというのが段々と変化して鏡+呪文という形になった模様。

スペードの女王、完璧に『きーっ!何で私が処刑されるのよー!クソ餓鬼め引き取ってやった恩を忘れやがって!呪ってやる!』な逆恨な気がとてもするwwwwww
とんだ業突く張りなババアだな!!笑

カナリア代わりの霊探知機小鳥に笑った。
トランシーバーに自分の物で霊界と交信するのも、ロシア的オカルト事情なのかな。
面白い。日本ならこっくりさんかなこれ。

行きがかりで関わる医師の自己犠牲がかなしい余韻。

派手ではないけどまずまず安定した内容なので悪くはなかった。
呪いのババアは何か怖くない造形だったけど、髪の毛切られるのと子供が心臓発作で死亡という呪いの撒き散らし方が無回収のまま、謎の指輪の再登場も要らんだろwwwというロシア的な雑っぽさが割合好きだったので少し◯

ロシア産ホラーだから呪文がスペードの女王なんだろうか?(プーシキンの同名短編小説とは全く関係なさそうだけど)