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ミラーズ 呪怨鏡のswansongのレビュー・感想・評価

ミラーズ 呪怨鏡(2015年製作の映画)
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「ミラーズ」 (2008) のレビューより続く。

これは 「鏡」 に関する私の個人的体験を綴ったものであり、本作品との直接的な繋がりはありません。

お時間のあるときに、おつきあいいただければ幸いです。




「 … タスケテ、タスケテ … 」


Day 2:

世にも恐ろしい一夜が明けた土曜日。

いたずら好きのK君が合流して大いに盛り上がったプチ同窓会もお開きになり、野郎3人で川の字になって寝る頃には、昨夜の"怪奇現象"のことなどすっかり忘れておりました。


Day 3:

そして、あの「惨劇」の日曜日 …

私は左の頬に"嫌な痺れ"を感じて目覚めました。

今日はU君のアパートから直接仕事先に向かう予定です。

「 …あ、おはよ。」

私より先に起きていたK君の顔色がすぐれません。
なんだろ?
著しく昂った感情をむりやり押さえつけているような、K君のこの表情は …

「… あ、おはよ。Uちゃんは?」

「 … あいつ、さっきから調子悪くてなぁ。
ずっとトイレにこもってるんや。」

なんかこいつ、声が震えてるし …

「… おう、そっか。Uちゃん、だいじょぶかぁ?
悪いけど俺、そろそろ行くわ。」

「 …… お、おう、またなぁ… 」

トイレの中から応えたU君の声も、心なしか震えてる …

「体調不良」のU君を「いつになく無口な」K君にまかせて、そろそろ仕事に行かねばなりません。

U君にユニットバスを占拠されているため、とりあえず服だけ着替えて最寄りの桜上水駅へと急ぎます。


… なんかふたりとも様子がおかしかったなぁ。


あの時 … 友人ふたりの「異変」が気にかかった時点ですぐアパートに引き返していたら、あのような 「惨劇」 は避けられたはずなのに …。


駅へ向かう途中、道の向こうから紺のスーツを着たサラリーマンが近づいてきました。

私の姿を目にした瞬間、その男の体がビクッと震え、何かに怯えたような視線がこちらに注がれます。


えっ、まさか… 俺が … 「何か」 背負ってる?


次にすれ違った女子高生たちの 「おぞましいものを見る眼つき」 のおかげで、私の懸念は「もっと恐ろしい確信」に変わりました。

まずい!
これってひょっとしたら … 急がねば!


「… タスケテ、タスケテ … げぐっ!」





全速力で駅のトイレに駆け込んだ私は、鏡に映った自分の顔の「惨状」に絶句しました。


髪の生え際から顎の先端に至るまで、ぶっとい文字でびっしりと書き込まれた「放送禁止用語」の数々 …


あ・い・つ・ら ぁぁ、やりやがったな~~っ !!!!!



「爆安荘2 桜上水事件」 完。


("⌒∇⌒")ゞ マイドマイドスミマセン!
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