2021/7/3鑑賞。50点。
＜見所＞
・エンジェル以外の声優が合わなすぎ
＜あらすじ・ネタバレあり＞
ある夜のニューヨーク。
スウェーデン移民で音楽アーティストを夢見るシグネは、証券会社社長の息子・ニコラスに誘われて自宅に行く。恋人に追い出されて家を失ったシグネは、彼と上手くいって付き合えればお金に困らないと思っていた。
ニコラスは、自宅に現れた麻薬密売人・ヘスースと「どちらが先にシグネとセックスするか」で揉めて、ヘスースを殺害してしまう。
殺害の一部始終を映像に収めたシグネは、知り合い大勢に連絡。
その中で唯一電話が繋がったのがDJを夢見るオーガスト。
シグネは彼の家に転がり込む。
そのままセックスするシグネとオーガスト。
オーガストが目覚めるとシグネがオーガストの財布を漁っていた。オーガストはシグネの携帯を奪って通報しようとするが、誤って携帯に収められたヘスース殺しの映像を再生してしまう。
その頃、ヘスースの兄・エンジェルは、消息を絶った弟を探していた。
実は、オーガストはエンジェルと昔からの友人なので、ヘスースのことも知っていた。
エンジェルにヘスースの居場所に心当たりがないか聞かれたオーガストは、咄嗟にシグネをかばってしまう。
オーガストを信用するようになったシグネは、ヘスース殺しの映像でニコラスを強請り、大金を得ようと提案する。
今更シグネを売っても、エンジェルに制裁を加えられるので、彼女の提案に乗ることにするオーガスト。
オーガストは、シグネから聞き出した話を情報通の仲間に伝え、ニコラス・ファインマンというウォール街の住人がヘスース殺しの犯人だと突き止める。
一方、エンジェルも裏社会の友人達から情報収集。弟が最後に目撃された夜、ニコラスという男に麻薬を売る予定だったとわかり、そこからニコラスの居場所を突き止める。
エンジェルに銃を向けられたニコラスは、「ヘスースは殺された。だが、殺したのはシグネだ」と嘘をつく。それを信じたエンジェルは、今度はシグネを見つけ出すことに躍起になる。
身の危険を感じたニコラスは、すぐにエンジェル暗殺のためフィクサーを雇う。
同じタイミングでニコラスの元に、シグネが撮影した殺人の動画が届く。
ニコラスは取引に応じ、後日シグネの代理でオーガストが取引現場へ向かうことに。
取引の前祝いとして、クラブで祝杯をあげるシグネとオーガスト。エンジェルの仲間にその姿を見られ、オーガストは拉致される。
エンジェルは自分を暗殺しようとしたニコラスのフィクサーを返り討ちにし、裏切ったオーガストを激しく責める。
オーガストはシグネを売ると約束し、エンジェルに解放してもらう。
その足でニコラスとの取引に向かったオーガスト。
「父親の証券会社が監査に入ったため、金の工面ができない」というニコラス。
ニコラスは「1万ドルを渡す代わりに、シグネを殺してその動画を持って来い」とオーガストに取引を持ちかける。
さらに、シグネが本名ではないことを伝えられ、「ヘスースは窒息死なはずなのに、なぜ動画に収められた彼は血まみれなのか考えたか？」とも。
シグネへの疑念が深まるオーガストは、彼女にヘスースが死んだ夜何が起きたのか聞き出す。
例の夜。
シグネはニコラスに誘われて、彼の自宅に行った。その後、ニコラスがヘスースを家に招き入れた。
3人は仲良く酒とコカインをキメる。
だが、コカインの金額である250ドルを用意できないニコラスは、支払いの代わりにシグネとヤらせてやると提案。
ヘスースにレイプされそうになったシグネは、彼を銃で撃つ。ニコラスが撃たれたヘスースのそばに駆け寄ったときは、まだ生きていた。ただ、現場にはコカインがあり、パニック状態に陥ったニコラスは、ヘスースを助けるのではなく窒息死させる選択をする。そして、その映像をシグネは撮影していた。
真実を知ったオーガストはニコラスに連絡を入れ、「シグネを殺した。金を支払え」と。
ニコラスが取引場所に現れると、そこに来たのはオーガストではなくエンジェルだった。エンジェルはオーガストから、【ニコラスがヘスースを窒息死させる映像】を受け取っていたのだ。
エンジェルはニコラスをコカインのオーバードーズに見せかけて殺害し、1万ドルを奪って去る。
ニコラスが消された翌朝、独立記念日だ。
エンジェルは祖母の家を訪ね、ヘスースの死を伝える。
オーガストは、「故郷ストックホルムへのフライトを用意した。国に戻って自分自身と向き合え」とシグネを説得する。
その後、オーガストは友人宅を訪ね、夜空に打ち上げられる花火を見て自分の人生を考え直す。
ヘスースに以前言われた【やるかやられるかの人生】を生きたくはないと感じる。
ストックホルムに戻ったシグネは、過去に起こした殺人未遂で逮捕される。
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・あまり評判が良くない本作。ただ、この映画を普通に面白いと思うようになってる
最近わざと面白くなさそうな映画をいっぱい見るようになったからか、「面白い」のハードルが確実に下がっている。
・個人的には、エンジェルが好き。
エンジェルは暴力を最終手段にしてるのか、仲間にはもちろん敵にも無駄な暴力を振るわない。自分を暗殺しようとしたフィクサーは即殺したけど、裏切った友人オーガストには殺すと言いつつも見逃したし、弟の仇ニコラスに関しては確たる証拠が出るまで殴りもしなかった。
彼の持つこの中途半端な優しさが、ロシアンマフィアに顎で使われ、小物の仕事しかさせてもらえない理由なのかも・・と思った。
