ひらさま

正午から3時までのひらさまのレビュー・感想・評価

正午から3時まで(1976年製作の映画)
4.0
ブロンソン夫妻の共演作としては最も好感度が高いコメディ
脚本が秀逸、ブロンソン夫妻の共演を前提に書いたのでは?
銀行強盗団のひとりドーシー(ブロンソン)は馬を失い仲間たちから離脱
仲間たちが銀行を襲い戻るまでの、正午から3時までの3時間を、豪奢な屋敷に住む未亡人(アイアランド)と共に過ごす
しかしこの僅か3時間の間に恋に落ち猛烈に愛し合う事になるふたり
まっ、実際の夫婦のラブシーンは私生活を覗いているみたいで、観ている方が恥ずかしかったりする
ところが愛し合うまでにビックリな事実?
なんと漢ブロンソンは7年もの間男性機能を失っていた!
それを嘆いて自殺しようとするブロンソン!
こんなブロンソンは余りお目にかかれない
でもめでたく?男性機能は復活、あとは野獣の如し
そんな濃密な3時間を過ごしたところへ強盗が失敗したとの一報が入り、イヤイヤながら仲間たちを助けに向かうブロンソン
この後お話はとんでもなく予想外の展開を迎える

西部劇ながらほぼドンパチはなく、全編に渡りブロンソン夫妻の2人芝居がメイン、おかしくも気の毒なラストまで、いつもとは異なるブロンソンを堪能出来る
人の記憶なんて実にいい加減なモノ
本作で得た教訓?