このレビューはネタバレを含みます
ファウンド・フッテージものなんだけど、一時ブームになった「放送禁止」っぽさもありました。2014年に起きた新安(しなん)塩田奴隷労働事件という実話がベースなんだとか。
人身売買されて塩田で奴隷のように働かされている知的障害者を、テレビ局の記者が塩田の取材を装って救おうとしたら、実は殺人犯が名前を変えて知的障害者のふりをして身を潜めていたという事実でした。
結構酷評が多いみたいだけど、僕的には決して悪くないと思うんです。
でも、女性記者ヘリの燃えるジャーナリズムと善意の押しつけが入り混じったような強引な行動は、やはりPOVにありがちな作品としての画を重視した感じで、ちょっとやりすぎで引いちゃう感じ。いくら怪しいとはいえ、他人の家にグイグイ入り込むのはどうかと思うし。わざわざ火中に入って行ったらダメだろうに。
そして、ぺ・ソンウの無駄遣い。別にぺ・ソンウじゃなくてもいいんじゃないしょうかね、その役は。