いかえもん

エンド・オブ・トンネルのいかえもんのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)
3.8
アマゾンプライムのレビューに、シアトル国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞したと書いてあって、興味がわいたので観てみました。

事故で妻と娘を亡くし、自らも車椅子生活になってしまった主人公が、2階を貸し出したところストリップダンサーと彼女の娘が引っ越してくる。徐々に心を通わせていっていたある日、いつものように地下室で機械の修理を行っていた主人公は、壁の向こうの物音と声に気が付く。そこでは、銀行強盗の計画が話し合われていたのだった…。

アルゼンチンとスペインの合作なんですが、なかなか面白かったですよ。
ハラハラドキドキ、あー見つかるー!!!!はよ!はよ!はよ逃げて~!ってな具合に力の入るシーンがいっぱいあるし、最初の方でこの銀行強盗達がどれほど恐ろしい人間かが描かれるので、見つかったらどうなるかの恐怖がすごい!クライマックスも緊張しまくりです。
そして、そんな、ピリピリした雰囲気の中に、主人公の飼ってる老犬がとってもかわいくて癒されます。クララが立った!的なシーンもあって、嬉しくなるし。

伏線回収がとても心地よく進むので、ドキドキしつつも、おお~!ってなります。まあ、欲を言えば最後のあのシーンはちょっと無理やりかなぁという気もしましたが(そちらはネタバレ欄に)、全体的にはとても面白かったです。それとお家の内装がとても素敵で憧れます。

あ!あの女優さん、どこかで見たことあると思ったら、ヒドゥンフェイスの女優さんか!