画もストーリーもとても美しい作品。
カンボジアでボランティアとして働いていた医師、キム・ユンソク演じるスヒョン。
赤ん坊の治療をしたお礼に現地の老人から願いが叶うという10錠の薬をもらう。
それを飲むと･･･という、キム・ユンソクじゃなかったら絶対観ていないファンタジーなお話。
開始数分で優しく微笑んでいるキム・ユンソクを見て涙腺が。
好きな役者のギャップはヤバい。
願いが叶う一方で、元々の過去は変わってしまい当然未来も変わってしまう。
そんなジレンマの狭間で、父親として、男として、感情の繊細な動きや表情を柔らかく温かく表現するキム・ユンソクもたまには観ないと、という気になった。
いつもの激しいキム・ユンソクの内側を見せてもらったような本作。
『ソウォン』で好きだったキム・サンホも好演。
やはり彼も上手い。
