アズマロルヴァケル

ペット 檻の中の乙女のアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)
4.2
「未体験ゾーンの映画たち2017」出品作品。

保健所の青年が高校の同級生らしき女性と話したいがために地下でその女性を檻の中に閉じ込める話。

内容が気になっていたので視聴。

よくありがちなヒロインが仕返しする映画かと思いきやよくありがちな幻覚を観る異常者が恐ろしくなる映画かと思いきやそこそこですが一捻りあって良かったですね。

オチがもうヒロインの友人が出てきてから前にもこんなネタが映画にあった気がすると思ってましたが、ヒロインの理解や信頼を求めようとする主人公をヒロインがメタメタにする様がどぎつくてならない。

主人公とヒロインの立場が逆転している点はなんだか無理がありそうな気はしますがラストシーンのドミニク・モナハンの異様な姿がおぞましい。ボロボロになってもヒロインを求めるものなのかな。

なんせ、ヒロインが言う主人公との「愛」ってものが人智や道徳なんかじゃない狂気を感じまして色々と感情移入出来にくい映画でした。