ハンス

EXO <エクソ:地球外侵略者>のハンスのネタバレレビュー・内容・結末

EXO <エクソ:地球外侵略者>(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公は敵対宇宙人を見た事も無いどころか、その姿形、攻撃方法等の知識も共有されずに前線監視任務に送られる。
中盤辺りまで抑揚の無いダラダラとした一人暮らしシーンが続くが、孤独感と猜疑心に潰されて行く主人公の心理を上手く表現してると思った。
敵対宇宙人の姿がラストまで出て来ないので途中で「実は主人公が宇宙人なんじゃ?」と思ったりしたが(目も白目で怖いし)メカニックは普通の目で「違うかー」となったと思ったら急に主人公壊れだして「いよいよ陰謀が暴かれるのか?」と思ったら陰謀何それ展開に。
几帳面な人が陰謀論にのめり込んで狂ってく姿を描いた珍しい作品だと思った。
主人公みたいな人、現実世界にも居そう…と言うか居るよね…
長期間の監視任務が1人な理由(前は6人だったらしい)は何だったのだろう。
人件費節約なのか人的資源節約なのか。
司令部?が無意味に秘密主義的おざなり対応に終始する理由は何だろう。
娯楽も無く、食事は謎のペースト、行動範囲はバリアの範囲内で他者との会話も無く救いの無い独居房生活を100日とか懲罰としか思えないのに、実は重要任務でしたとか作品内の上層部のアホさ加減が非現実的過ぎるが、そこを普通にしてしまったら生まれない作品かのかな?
個人的には好きな作品でした。
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