フランス社会に蔓延る反ユダヤ主義だったりユダヤ人に対する偏見だったりを誇張して描いたオムニバス式ブラックコメディ。

誇張して描くことによって、観ている側にそんなわけないじゃん、という感情を抱かせて、反ユダヤ主義やユダヤ人への偏見をぶった斬るスタイルは、くすくすした笑いどころ盛り沢山で予想以上に面白かった。

社会派が好きな方におすすめ。

タイトルに惹かれ鑑賞
ユダヤ人の話をする外国人をたくさん見た
そんなに身になるような話ではなかったが世間じゃこんな話題で盛り上がってる連中もたくさんいるんだろうなって思った
赤髪対金髪の下りはちょっとおもしろい

2021年　240本目

この映画見ながら、

僕「だって大抵のフランス人は、気高くてアジア人見下してていけすかないし、あいつら…(自粛)」

この時点で、ユダヤ人に対するフランス人の偏見を皮肉たっぷりに描いたこの映画がテーマとする本質と、俺の「フランス人とはこういう奴ら」っていう偏屈な見方と重なりまくるんだよな…

結局のところ、同じ人間作り上げた共同体なのに、あらゆる歴史、利害関係、損得感情、個人の経験を共同体の思想と同化すること等によって、途絶えることなく生じる異なる共同体同士の軋轢。人間って面白い