アンヌ・フォンテーヌ監督+ルー・ドゥ・ラージュ主演の、実話に基づくヒューマンドラマ。
第二次大戦終結直後のポーランド、ソ連兵に陵辱され、身籠った修道女に尽力するフランス人医師・マチルド。
「白雪姫~あなたの知らないグリム童話」を先に観ていてよかった。
逆だったら、本作との役柄のギャップに感動も半減になってしまったかも!?
「信仰は24時間の疑問と1分の希望よ」
修道女たちの神への誓いと残酷な現実の狭間で葛藤する姿は、終始痛々しく重苦しい。
それでも尊き無垢な命の誕生に、やがて一筋の光を見出だしていく展開に救いを感じた。
「白雪姫~」にも出演しているお二方、シスター・マリア役のアガタ・ブゼクの凛とした美しさ。
またハスキーボイスが特徴のヴァンサン・マケーニュは、やはりどこか滑稽で、哀愁を誘うキャラだった。