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夜明けの祈りのfinancierのレビュー・感想・評価

夜明けの祈り(2016年製作の映画)
3.9
信仰は彼女たちを助けただろうか、救っただろうか。
院長の行動は過ちだっただろうか。
最善以外、すべてが誤りとは断罪したくない。
今の価値観で唾棄することも、適切とは思えない。
過剰に自罰的な、そうすることでのみ立っていられるかのような在り方はかなしい。

ずっとライティングと横顔、そして聖歌が美しかった。
幾度も、画面が聖画のそれになる。

現実をまっすぐに捉えようとする瞳も、とても美しかった。
雪とコントラストをなす尼僧服、そして澄んだ瞳が切々と、彼女たちがイノセントな存在であることを訴えていた。
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