命の尊さを重んじると思われる医師。
命をどう扱うのか。
赤十字だって、国で患者を区別する。
良心と同じ女性としてのシンパシーがあったのだと思います。
戒律と一個人の気持ちとで揺れ動くシスターたち。
神の思召しと簡単に片付ける事など出来ない状況。
外に助けを求める事が躊躇われる閉ざされた空間はいつしか、開かれる空間になった。
院長の言う恥から守ると言う言葉、よくわかります。そういって、彼女も教えられて来たのだと思うのです。そして、間違えてしまった。でも、これって昔はあちこちでよくあったことでは?と。
もちろん、いいことでは無いのです。
戦争を通して、時代が変わっていった時なのかも知れません。
時代は変化していく。
でも、人を思いやる気持ちは忘れたく無い。
改めて感じさせてくれます。