かわとも

夜明けの祈りのかわとものレビュー・感想・評価

夜明けの祈り(2016年製作の映画)
4.0
命の尊さを重んじると思われる医師。
命をどう扱うのか。
赤十字だって、国で患者を区別する。
良心と同じ女性としてのシンパシーがあったのだと思います。


戒律と一個人の気持ちとで揺れ動くシスターたち。

神の思召しと簡単に片付ける事など出来ない状況。
外に助けを求める事が躊躇われる閉ざされた空間はいつしか、開かれる空間になった。

院長の言う恥から守ると言う言葉、よくわかります。そういって、彼女も教えられて来たのだと思うのです。そして、間違えてしまった。でも、これって昔はあちこちでよくあったことでは?と。

もちろん、いいことでは無いのです。

戦争を通して、時代が変わっていった時なのかも知れません。

時代は変化していく。
でも、人を思いやる気持ちは忘れたく無い。
改めて感じさせてくれます。
かわとも

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