ガク

裏町のガクのレビュー・感想・評価

裏町(1932年製作の映画)
3.9
同じくアイリーン・ダンの名作『邂逅(めぐりあい)』の映画解説にて、淀川長治さんがこれこそがアイリーン・ダンの代表作であると言及した本作。
『ラ・ラ・ランド』で印象的な運命の悪戯によるすれ違いの恋愛をしてみせる。
若い頃の恋愛のキス、二号だと噛み締める嫉妬のキス、二号であることを認めつつも長い間愛し合ってきた事がわかるキス、とキスだけでも色んなみせ方をしている。
ウォルターはクソ野郎かと思ったが、全然そうでは無かった。
アイリーン・ダンの悲しそうな顔がありきの、上手い脚本で、これは傑作だと言える。
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