たむ

エクスペンダブルズ ニューブラッドのたむのレビュー・感想・評価

2.3
エクスペンダブルズ復活、と聞いた時には歓喜の声を上げてしまいましたが、なんとも言えないカムバックになってしまいました…。
これまでもワルノリが過ぎる映画でしたが、今回のワルノリは、悪い方にしか転がっていかない恐ろしい展開です。
現代にアナログ軍団が活躍する面白さがこのシリーズのうりでしたが、過激なスラッシャー描写は完全にCG、下品なギャグもてんこ盛り…。
個人的にはこれが決定的な違いだと思うのですが、キャストの過去作への愛情の希薄さがこれまでとの大きな差になっています。
チャック・ノリスさんにチャック・ノリス・ファクトを語らせたり、豪華なエクスペンダブルズ達のこれまでの作品へのオマージュ、敬意というものがありました。
新キャストもいるのですから、トランスフォーマーみたいなロボットとか、ゴッドファーザーとか、ザ・レイドとか、何かキャストネタが今回欠けている印象です。
また内容も、あまりにも展開が読めてしまうこと、悪役の魅力の無さも残念でした。
ワルノリにも良いものと悪いものがあると思うのですが、これは完全に、悪い方に突っ込んでいった見本のようでしたね…。
たむ

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