peplum

エクスペンダブルズ ニューブラッドのpeplumのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

往年のアクションスター勢揃いのおいしいコンセプトは既にジョン・ウィックシリーズが自家薬籠中のものにしてしまい、残ったものはジェイソン・ステイサムの1人芝居だった。
もうあまり飲めないので乾杯の挨拶と〆の挨拶だけしにくるスライ…あまりにもサクッとした禅譲に、まぁどう転んでもこの退場で終わりはないわな…とは思ったがあまりにもすっと戻ってきて心が跳ねることはなかった。おまけにトリックに飲み屋で指相撲に負けた小男を生きたまま使うという内輪さえ良ければあとはどうでもいいマッチョイズムを感じてめちゃくちゃ萎えた。
トップガンマーヴェリック以上に地政学の概念が存在せず、いまだ世界が実際にその危機にある第三次世界大戦を無邪気に叫んでしまってる話運びにもう僕は心からノレないことに悲しくなった。この企画の成立や脚本執筆が時間的に前なのは頭にあっても楽しめなかった。
びっくりするほど予算減ったんか?冒頭こそリビアに戦争ごっこしに行って(ここのCGが不安になる出来)、後半船を制圧する絵変わりの無さ。撮影も安く感じる質感でとても悲しかった。
好きだったお菓子を買ったら知らない間に値段据え置きで中身減らされてた時みたいな悲しさ。
あとギャグが1個もハマらんくてしんどかった。内輪アベンジャーズやめてくれ〜。

イコ・ウワイス、トニー・ジャーのアジアスターが出てるのは嬉しかったが、ヴァン・ダムほどのキレは感じなかった。置鮎龍太郎のイコは個人的に新しくてありだった。
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