T3K3

エクスペンダブルズ ニューブラッドのT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2D/字幕


2024年映画初め。海外の酷評には目(耳)を背けつつ、長年待ち望んだ大好きなシリーズの最新作に駆けつけない選択肢は無かった。

結論から言うと、求めていた『エクスペンダブルズ』ではなく、B級ステイサム映画。ワイスピで言うところの『スーパーコンボ』のようなスピンオフ作品であれば、評価は違ったと思う。でも今作は悲しくも堂々のナンバリングタイトルであり、僕がシリーズで好きだったのはステイサムですら若手ポジになるほどの「レジェンドアクションスター揃い踏み」感だった。今作にそういうアツさは皆無。監督自身も「80年代スターは出し尽くした」って言ってるけど、90年代でも00年代でもいいから頑張ってほしかったし、最後の最後までサプライズ出演を祈っている自分がいた。

消耗品軍団にストーリー性は求めていないのでそこは無問題(と言いつつ実は生きてました茶番はクソ)だが、映像面はシリーズ…どころか早くも今年ワーストレベルでしょう。本当にキツかった。集中を削がれるチープな合成にVFX、時系列が前後する編集…。会話もつまんないし、新メンバーも魅力ナシ。これは邦題だけの問題だけど、『ニューブラッド』要素はもう前作でやってんだよな。

アクションも、悪くはないが特筆するほどのものも無く。強いて挙げるとすればステイサムVSイコぐらいか。スタローン、さすがにもう肉弾戦は無理なのかな。寂しい。

新年一発目はド派手な映画で景気良くスタートしたかったのに、想像を超える全要素スケールダウンにしょんぼりして帰ってきました。今年もよろしくお願いします。
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