かつて「エクスペンダブルズ」だった何かを観ているようだった。
貶したいわけではないが、ほんとそんな感じ。
もとは往年の(忘れられた)アクションスター大集合という勢いでスタローンの一声で始まったシリーズ。
時は経ち、オールスター感は皆無で新キャラがスクリーンを占める時間が長くなってきた。
新キャラをとやかく言うつもりはないが、最後まで観ても目に馴染まないので、やはりやり方が上手くないのだろう。
そもそも本作の企画がどうスタートしたのか気になるところだが、スタローンの一声で始まったフランチャイズが、気づいたら他所からきたプロデューサーの手に渡りただのアクション商業映画になってしまったような臭いがプンプンする。
本シリーズ向けのチューニングで臨めば、つまらないというわけはないのだが、大して面白みもない一本となってしまった。
この辺で宴会もお開きにするのがいいのだろう。
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