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エクスペンダブルズ ニューブラッドのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.0
自らを“消耗品”と名乗る最強無敵の傭兵軍団“エクスペンダブルズ”を率いるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)は、CIA のマーシュ(アンディ・ガルシア)から依頼されたミッションに挑むため、かつての相棒リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)の元を訪ねる。
バーニーとともに再び組むことを決意したリーがアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間だけではなく、スナイパーのイージー・デイ(50セント)やガルゴ(アントニオ・バンデラス)の息子ガラン(ジェイコブ・スキビオ)やラッシュ(レヴィ・トラン)など新たなメンバーが顔を揃えていた。
新戦力を迎え“ニューブラッド”として生まれ変わったエクスペンダブルズが挑む新たなミッションは、テロリストのラフマト(イコ・ウワイス)がリビアの将軍から奪った核兵器の起爆装置の奪還。
失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない。
ところがその危険なミッションは、敵の卑劣な策の前に失敗に終わり、大きな代償を払うことに。
任務失敗の責任を取らされたクリスマスは、エクスペンダブルズを去り、クリスマスの元彼女のジーナ(ミーガン・フォックス)が引き継いだ。
それでも、失われた仲間の意思を継ぎ、仇を討つため、クリスマスと元エクスペンダブルズのデーシャ(トニー・ジャー)はジーナが率いるエクスペンダブルズの後を追う。エクスペンダブルズは再び立ち上がる!
スタローンやステイサムなどのオリジナルメンバーに加え、「大脱出」の50 Cent、「トランスフォーマー」のミーガン・フォックス、「クリード 炎の宿敵」のドルフ・ラングレン、「マッハ!無限大」のトニー・ジャー、「ザ・レイド」のイコ・ウワイス、「ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期」のアンディ・ガルシアが出演したシルヴェスター・スタローン以下、豪華スター共演で贈る人気アクション第4弾。
「エクスペンダブルズ」シリーズの売りは、レジェンド級のアクションスターが得意技や個性が異なるクセ強い猛者を演じることで出来るバラエティー豊かなアクションやキャラ同士のぶつかり合いや共闘による熱い友情ドラマが、オールスター祭りでオールスターバトルで楽しめるアクション祭りのはずだった。
だけど、制作側とスタローンの対立による混乱、新しいアクションの底上げを狙ってジャッキー・チェンやドニー・イェンに出演オファーするも断られたり、エクスペンダブルズのメンバーを演じたテリー・クルーズがスタローンの代理人からの暴行を訴えて降板するなど、現場のゴタゴタがそのまま反映されたようなとっ散らかったストーリー、キャラクターの個性が薄くなってしまった結果が反映された退屈で地味なアクションで、どうもタギれない残念な仕上がりになってしまった。
ステイサムとミーガン・フォックスの痴話喧嘩格闘バトルやステイサムとイコ・ウワイスのタイマンバトルは、良かった。
もし続編があるなら、「エクスペンダブルズ3・ワールドミッション」のようなスケール感とチームプレイマシマシなのをお願いしたい。
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