コーディー

LUCK-KEY/ラッキーのコーディーのレビュー・感想・評価

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)
3.9
知る人ぞ知る韓国が誇る名バイプレイヤー、ユ・ヘジン!そう、この強面のオッさんが遂に主演を張るってことでそこそこ気になってたやつ。とは言え、今んとこ全国で2館、関西ではシネマート心斎橋でしかやってないので行ってきた。

内田けんじ監督による『鍵泥棒のメソッド』をベースにした物語。香川照之が演ってた銭湯で記憶喪失になってしまう殺し屋をユ・ヘジンが演ってます。大まかな流れは同じやけどこちらはダブルヒロインを置いたり終盤も韓国らしい独自の展開を見せてます。そして香川さんよりさらにオッさん感全開なヘジンの健気な頑張りに年配の方多めな劇場は笑いの渦に包まれてましたw

笑いとしてはベタやけど彼がそこにいるだけで笑える魅力。オッさんの器用な刃物捌きとは真逆な不器用な恋に一喜一憂と韓国映画にも上手くハマるこの脚本、やっぱ面白いな〜って思いました。
堺雅人側を演じる役者も頑張ってたけど存在感でも笑いの量でもヘジンには遠く及ばないしやはりバイプレイヤーとしての経験の差のデカさを見せつけられたw

韓国でもヒットしたのが頷ける地味ながら笑って笑ってちょいイイ話な楽しい映画でした〜『哭声』や『アシュラ』みたくもっと拡大公開してほしいな〜無理かw