国立映画アーカイブ「発掘された映画たち2022」で上映。
1950年のダイジェスト版と、探検隊の後援会常任理事だった村上俊蔵さんの家で代々大事に保管されていたフィルムを元に復元した最長版を、研究員さん(本当にいるんだ!!と失礼ながら思った)の解説と観客のイビキ付き(映画が無音なのでものすごい目立つ。笑)でそれぞれ見た。
ペンギンを事前に捕まえておいて撮影時に放して歩かせて撮ってる、1回目の挑戦に失敗したことにまったく触れないなど、研究員さん曰くフェイク・ドキュメンタリー映画だそう。
実は南極に行っていないのじゃないか論争が巻き起こったこともあるのだとか。
思い通りに動かないふてぶてしいペンギンちゃんたちもかわいかったけど、印象的なのは隊員紹介のところ。微笑むひと、軽い敬礼をするひと、恥ずかしがるひと、書紀役だからなのか書き物をしながらカメラ目線のひとなどなんだか100年前のひとも人間くさくてよかった。
GHQが個人蔵のフィルムまで検閲してて且つ超迅速超システマチックだったこともわかり、うおおおお←語彙力
なんでこういうのにぐっとくるんだろう。自分でもよくわからない。